アキグミ

アキグミ(グミ科)[秋茱萸]

秋に果実がなることからこの名がある。
日当たりのよい河原や海岸沿いなどに生える落葉低木で、よく分枝して高さ2-3mになる。若枝には全体に銀白色の鱗状毛が密生する。
葉は互生し、長さ4-8cm、花1-2.5cmの長楕円状披針形で全縁、先は鈍く基部はくさび形。質は薄く、表面は点状に鱗状毛があり、裏面は鱗状毛が密生して白く見える。葉柄は0.5-1cm。
葉腋から1-6個の白色の花が固まってやや垂れてつく。花弁はなく、花弁のように見えるのは萼で、4裂して先が鋭い3角形の花弁状になっている。グミの仲間の中でも花付きがよいほうで、花期には全体が白っぽく見えるので離れていてもそれとわかる。花は芳香があり、色は咲き始めは白く、のちに薄い黄色に変わる。雄しべは4個で萼筒の内側につく。萼筒基部に雌しべが1個ある。花柄は長さ3-5mm。萼、子房、花柄にも鱗状毛が密生する。
偽果は直径6-8mmの球形で表面に鱗状毛がある。萼筒の基部が肥厚して核果状になったもので、中に1個の核果が入っている。果柄は短く果実は直立する。秋に赤熟するが、渋みがあるので主に果実酒にする。種子は長さ4-5mmの楕円形。
果実が白色や黄色に熟す品種があり、それぞれシロアキグミ、キミノアキグミとよばれている。
若い葉の表面に星状毛が密生するものはカラアキグミという。
海辺に生える変種で、葉の幅が広いものをマルバアキグミといい、関東以西に分布する。
花期:4-6月
分布:北(渡島半島)・本・四・九
撮影:2001.6.3 青森県東通村
アキグミ-2
2003.6.7 青森県六ヶ所村

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