アメリカセンダングサ

アメリカセンダングサ(キク科)[亜米利加栴檀草]

名はセンダングサに似て、北アメリカ原産であることからついたもの。別名をセイタカタウコギという。センダングサの名は、葉の形がセンダンに似ていることから。
北アメリカ原産の1年生の帰化植物で、大正時代に渡来し、強い繁殖力で急速に広がり、今では日本全国で普通に見られる。
茎は無毛の4稜があって暗紫色を帯び、直立して途中からよく分枝し、高さ1-1.5mになる。
葉は無毛で対生、ときに上部で互生し、下部のものは2回3出複葉、上部のものは3出複葉で小葉は3-5個。小葉は明らかな柄があり、長さ3-13cmの卵状披針形で縁に粗い鋸歯があり先は細くとがる。
頭花は黄色で上部の枝先に1個ずつつき、直径1-2cm、ほとんどが筒状花で舌状花はごく短くて総苞内に隠れて見えない。花床に鱗片がある。筒状花は両性、子房は長方形、扁平で2個の長い刺(冠毛)がある。葉状の大きな総苞外片(苞葉)6-12個が1列に並び、よく目立つ。
果実は4稜形、黒褐色で長さ0.6-1cmの扁平で先に向かって広くなる痩果。2個の刺状の角があり、刺にはさらに逆向きの剛毛が生えている。引っ付き虫となって人間の衣服や動物に付着して運ばれ、また水流に乗って分布を広げている。
水田では、かつてやっかいな雑草であったタウコギが少なくなったが、休耕田のようにタウコギの生育環境よりもやや水がたまりにくいところに本種が多く発生する。乾燥にも強いので、むしろ道端や荒れ地ではびこっている。
よく似たコセンダングサは、花は似ているが大きな総苞外片はない。小葉の先は鈍形で子房(果実)の刺は3-4個。
花期:9-10月
分布:帰化植物
撮影:2004.10.9 山形県新庄市
アメリカセンダングサ-2
舌状花はごく小さく、外からは見えない。総苞片は長い。
2005.9.24 岩手県山形村

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