アズマヤマアザミ

アズマヤマアザミ(キク科)[東山薊]

名は、関東地方に多く、西日本に生えるヤマアザミに似ていることによる。
山地の沢沿いの林下や林縁に生える多年草で、茎は直立し中部以上で分枝して高さ1.5-2mになる。
花時に根生葉はない。茎葉は互生して大きく、長さ25-50cmの長楕円形で羽状に中~深裂し長さ0.5-1cmの長い刺があり、基部は茎を抱かず葉先は長く鋭くとがる。表面にしばしば白斑があり裏面にクモ毛が密生する。
頭花は直径2-3cm、白っぽい紅紫色で茎の上部の葉腋に2-3個ずつつき、上向き~斜め上向きに咲く傾向がある。ほぼ無柄。総苞は紫色を帯び、長さ1.5-2cm、直径0.7-1cmの鐘状筒形。腺体が退化して粘らず密にクモ毛がある。総苞片は11-12列で、外片は卵形で短く、先は刺となってとがり、わずかに反曲する。小花は長さ1.8~2cm、狭筒部が広筒部より長い。
果実は長さ4mmの灰褐色の痩果で冠毛は長さ1.5cm。
東北、北陸、近畿地方には腺体が発達して総苞がよく粘る品種ネバリアズマヤマアザミが分布する。
よく似ていて近畿~北陸地方に分布するオハラメアザミは、総苞片に刺がない。
花期:9-11月
分布:本(関東~中部地方)
撮影:2008.11.1 東京都八王子市
アズマヤマアザミ-2
葉は鎌形に曲がり、長く鋭い刺がある。

アズマヤマアザミ(白花)
もともと花色が薄いものが多いが純白のものも見られる。総苞も紫色を帯びない。

シモバシラに戻る


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。