ボタンクサギ

ボタンクサギ(シソ科)[牡丹臭木]

名はクサギの仲間で花序がボタンを思わせることからついたもの。漢名の臭牡丹から転用したものかも。別名ベニバナクサギタマクサギクスダマクサギという。
観賞用に栽培されたものが逸出し、暖地の山野の林縁や林内でよく見られる。中国中南部原産の落葉低木で高さ1-2mになる。亜熱帯では常緑。枝や葉に強い臭気があるが、花には芳香がある。根茎が長く伸びるので群生する。
葉は対生し、長さ8-20cm、幅5-15cmの広卵形で縁に不揃いの角張った鋸歯があり、基部は切形~やや心形で先はとがる。表面は暗緑紫色、裏面は緑色で腺毛が密生、両面脈上に細毛があってざらつく。葉柄はしばしば赤紫色を帯びる。
茎頂に直径10cmほどの半球状の密な集散花序を出して紅紫色の小さな花をつけ、開花すると色は淡くなる。萼は紅紫色、長さ3-9mmの鐘形で5裂する。花冠は直径1.5cmほどで長さ2-3cmの細く長い花筒があり、先は5裂して平開し、裂片は長さ5-8mm。雄しべは4個で雌しべとともに長く花冠から突き出る。雌しべは1個で花柱は長く、柱頭は2裂する。
果実は直径0.5-1cmの球形の核果で、宿存する額に包まれ藍紫色に熟す。核は4個。
花期:7-8月
分布:帰化植物
撮影:2019.7.5 川崎市宮前区
ボタンクサギ-2
広い斜面のやぶに広がっていた。明らかに植栽されたものではない。 2019.7.5 川崎市宮前区

ボタンクサギの花
蕾は紅紫色で開花すると淡い色になる。 2019.7.5 川崎市宮前区

ボタンクサギの葉
葉は広卵形で基部は切形~やや心形。 2019.7.27 横浜市戸塚区


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