エンコウソウ

エンコウソウ(キンポウゲ科)[猿猴草]

名は、長い花柄をテナガザル(猿猴)の手に見立てたもの。テナガザルはかつては中国の黄河以北にも生息していたとされ、古代中国から飼育され、水墨画にも描かれてきた。なお、日本の中国・四国地方では、長い腕を持つ河童の一種のことを猿猴というので、この地方の出身者なら河童に由来すると考えるもの無理はない。ただ、この地方でいう猿猴も元々はテナガザルに似ていることが由来ともいわれている。
明るい湿地や水辺に生える多年草で、花茎は直立せず地をはって長さ50cmほどになる。茎は無毛でしばしば紫色を帯びる。観賞用として池などに栽培されることも多い。
根生葉は長い柄があり、つやがある腎形で基部は深い心形で縁に鈍い鋸歯がある。
地をはう茎の先が斜上し、先に直径2-3cmの鮮黄色の花を2-3個つける。花弁はなく、花弁状の萼片が5個ある。雄しべは多数あり花糸は糸状、雌しべは5個。
花後に花茎が倒れるように曲がり、節から発根して芽をつけ、冬になって花茎が枯れると別株となる。
果実は袋果で種子は多数。
リュウキンカは、花茎が直立する。
花期:4-6月
分布:北・本
撮影:2010.5.8 青森県六ヶ所村
エンコウソウ-2
2005.4.10 青森県三沢市

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