ハマベンケイソウ

ハマベンケイソウ(ムラサキ科)[浜弁慶草]

名は海岸に生え、葉がベンケイソウに似ていることからついたもの。確かに青白い葉は高山で見るイワベンケイなどの葉の色に似ているが、ベンケイソウ科ではなくムラサキ科に分類される。
海岸の礫地や砂地に生える多年草で、茎は倒れてよく分枝して横に広がり、長さ1mに達する大株となるので、夏の浜辺でよく目立つ。
葉は多数が互生し、茎とともに青白色を帯び多肉で軟らかく無毛。根生葉と下部の葉は長い柄があり、長さ3-8cm、幅2-6cmの楕円形~倒卵形で全縁、先は円く微突端、ときに僅かにへこむ。上部の葉は無柄で小さくなる。葉は乾くと黒褐色になる。托葉はない。
枝先に総状花序を出し、長さ2-4cmの花柄の先に淡紅色を帯びた蕾をつけ、青紫色になる花を数個ぶら下げる。花冠は長さ0.8-1.3cmの筒状鐘形で先は5浅裂するが裂片は開かない。花が終わると花冠がぽろりと抜け落ちる。萼片は5個、無毛で鋭頭。雄しべは5個で花筒につき花冠裂片と互生する。
果実は4個の分果で肉質で平滑。
花期:7-9月
分布:北・本(日本海側は島根県まで・太平洋側は三陸海岸まで)
撮影:2001.9.16 青森県東通村
ハマベンケイソウ-2
茎は倒れて広がる。花冠は抜け落ち長い花柱が残る。 2002.7.20 青森県三厩村

ハマベンケイソウの葉
葉は円く、青白色を帯びる。 2001.9.16 青森県東通村


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