ハマヒルガオ

ハマヒルガオ(ヒルガオ科)[浜昼顔]

名は浜に咲くヒルガオの意。
砂浜に大群落をつくる代表的な海浜植物で、ときに海岸の砂地にピンクのじゅうたんを敷き詰めたかと見紛うようなあでやかな景観を見ることがある。湖岸の砂地にも生える。葉は過酷な環境に適応してクチクラ層が発達し、強い太陽の光を跳ね返すような光沢がある。
砂の中に白い地下茎を長く伸ばし、茎は無毛で砂の上をはって広がるつる性の多年草。
葉は長い柄があって互生し、長さ2-4cm、幅3-5cmの腎円形で全縁、基部は深い心形で先は円くときにへこむものもある。深緑色で脈は淡色、無毛で質は厚く光沢があり、一部は越冬する。
葉腋から葉より長い花柄を出し、長さ幅とも4-5cmの太い漏斗形の花を1個つける。花は一日花。ロウを塗ったようなつやのある淡紅色でやや5角状。強風で砂に埋もれてもすぐに花茎を伸ばしてくる。萼に接してつく2個の苞は長さ1-1.5cmの3角状卵形で鈍頭、萼よりやや短く、萼を包む。雄しべは花筒内にあり5個。花柱は1個で柱頭は2個。
果実は直径1-1.2cmのほぼ球形の蒴果。種子は黒色で無毛、海流に乗って分布を広げる。
まれに白花の品種も見られ、シロバナハマヒルガオという。四国、九州、沖縄に生えるグンバイヒルガオは、花期はやや遅く7-8月。葉は広楕円形で先が2裂した軍配形になる。
花期:4-7月
分布:日本全土
撮影:2008.6.28 青森県八戸市
ハマヒルガオ-2
地下茎と地上茎を伸ばして群落をつくる。花は一日花だが次々と咲く。

シロバナハマヒルガオに戻る ハマニガナに戻る


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。