ハマカンゾウ

ハマカンゾウ(ススキノキ科)[浜萱草]

沿海地の日当たりのよい岩上や草地に生え、高さ70-90cmになる多年草。
Engler体系ではユリ科、APGⅡ体系ではワスレグサ科とされていたが、APGⅢ体系ではワスレグサ属はススキノキ科とされた。なお、2016年に発表されたAPGⅣではワスレグサ属は全てツルボラン科に改められた(当サイトは今のところAPGⅢに準拠しているので変更しない)。
葉は濃緑色で厚みがあり、長さ60-70cm、幅1-1.5cmの線形。根元から袴状に2列に並んで出て越冬する。
花茎の先に橙赤色の花を3-6個上向きにつける。花茎に小さな葉をつけることがある。花は朝に開き夕方に閉じる一日花。花被片は6個で長さ8-10cm、中央に黄色の筋がり、基部は合着して長さ2.5-3cmの筒形になる。内花被片3個は幅が広く、縁がやや波打つ。外花被片3個は幅が狭く、縁は波打たない。裂片の先は平開しやや反り返る。雄しべは6個が花筒の上端につく。花柄は長さ1cm。
果実は長さ2-3cmの楕円形の蒴果。
若葉はヤブカンゾウなどと同じく食べられるが、数は多くないので採取は慎むべき。
ノカンゾウはよく似ているが、花茎に葉をつけず、葉の質が薄くて越冬しないことで区別できる。
花期:7-10月
分布:本(関東南部以西)・四・九
撮影:2016.7.29 神奈川県三浦市
ハマカンゾウ-2


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。