ハマニガナ

ハマニガナ(キク科)[浜苦菜]

名はニガナに似て海岸に生えることによるが、ニガナよりもイワニガナに近い。葉がややイチョウに似ているということで、ハマイチョウの別名がある。コウボウムギハマヒルガオが生えるところでよく見られる。
上の写真の撮影地は高田松原で、7万本のクロマツとアカマツからなる景勝地であったが、撮影翌年の東日本大震災によりだた1本のマツ(クロマツとアカマツの交雑種)を残し、多くの尊い人命とともに砂浜ごと失われた。

海岸の砂地に生える多年草で、白い茎を地中で横に長く伸ばし、列をなして10cmほどの間隔で葉身と花のみを砂上に出す。ニガナの仲間なので、茎や葉を切ると白い汁が出る。
葉は互生して厚く、長い柄があるが柄の部分の多くは砂の中に埋もれて、長さ幅とも3-5cmで掌状に3または5中~全裂し、裂片は広楕円形。3出複葉状態になったものなど変化が多い。葉が砂に埋もれるてもはい上がって葉身を砂上に出す。
葉腋から長さ10cmほどの花茎を出し、上部で枝を分け1-5個の頭花をつける。頭花は直径2.5-3cmで15-20個ほどの黄色の舌状花からなる。舌状花は長さ約2cmで先に5歯がある。総苞は長さ1cmの円柱形、外片はニガナより長く、内片の半長に達するものがあるが外側のものほど短い。内片は花後も肥厚しない。
果実は長さ5-6mmの扁平な痩果で先は太く短い嘴となる。冠毛は白色で痩果より短い。
花期:4-10月
分布:日本全土
撮影:2010.8.22 岩手県陸前高田市
ハマニガナ-2
葉は列をなして並ぶ。 2001.6.22 青森県八戸市

ハマニガナの葉
葉は質が厚く、光沢はない。掌状に3裂してさらに裂けている。
2005.9.10 青森県八戸市


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