ハマゼリ

ハマゼリ(セリ科)[浜芹]

名は海岸に生えるセリの意。多肉の直根があるので別名ハマニンジンという。
海岸の岩場や砂礫地に生える全体無毛の多年草。茎は基部で枝を分け、はうように伸びるが風の弱いところでは立ち上がるものもあり、高さ10-30cm。
根生葉は長い柄があって地上で平開し、茎葉は互生する。葉は長さ3-10cmで1回羽状複葉。小葉は3-5裂し無柄で先は鈍形、濃緑色で質が厚く光沢がある。
枝先に小型でまばらな複散形花序を出し、大散形花序の枝は4-6個あり、小散形花序に直径2-3mmの小さな花を10個ほどつける。総苞片と小総苞片は細くて短く、縁に毛がある。萼歯片は目立たず、花弁は5個で内側に曲がり、白色またはやや赤みを帯びる。雄しべも5個。
果実は長さ約3mmの扁平な卵円形で無毛、光沢はなく赤紫色を帯びる。分果の隆条は全て太く、背部は竜骨状に張り出す。油管は各背溝下に1個、合生面に2個または4個ある。
果実を煎じたものは強壮剤に用いられる。
花期:8-10月
分布:日本全土
撮影:2017.9.1 神奈川県横須賀市
ハマゼリ-2
2005.9.4 青森県八戸市


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。