ハナカタバミ

ハナカタバミ(カタバミ科)[花傍喰]

南アフリカ原産の多年草で江戸時代末期の天保14年に渡来して栽培された。現在見られるものはその後に移入したものと考えられており、オキザリス・ローザとよばれて栽培されているが、関東以西の暖地でしばしば野生化している。
地下に紡錘形の塊茎がある。小鱗茎はない。
葉は3出複葉で全て根生し、葉柄は微細な腺毛が密生し、長さ約5-30cm、基部に長さ1.5cm、幅2mmの膜質半透明の托葉と関節がある。小葉はやや質が厚く、長さ幅とも3-8cmの円みのある倒心形で表面はわずかに光沢があり、裏面は白緑色、微細な腺毛を密生する。就眠運動を行い、夜に小葉は閉じる。
高さ15-40cmの葉より高い花茎を出し、先端の散形花序に直径3-4cmの花を8-12個つける。花は淡紅色で基部は黄色、やや濃色の筋があり、中心部は黄色。花柄は長さ2.5-7cm、基部に長さ3-4mmの線形で腺毛のある小苞がある。萼片は5個、長さ5-7mm、幅1-1.5mmの狭披針形で腺毛がある。花弁は5個、長さ2-2.5cm、幅1.5-2cmの広倒卵形で縁は細かく波打つ。花弁の幅が広いので互いに重なる。雄しべは10個で5個ずつ2輪に並び、内側の5個は長く、花弁と対生する。葯は黄色。子房は5本の溝があり花柱は5個で子房より短い。
果実は蒴果で種子ははじけ飛ぶ。
イモカタバミは似ているが、葉柄や花柄は無毛で花の中心は濃紅色。ムラサキカタバミは地下に多数の鱗茎ができ、花の中心は淡黄緑色。イモカタバミもムラサキカタバミも花弁の幅は狭いので、ハナカタバミのように花弁先端付近まで重なることはない。
花期:7-11月・3-4月
分布:帰化植物
撮影:2015.9.23 神奈川県鎌倉市

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