ハナトラノオ

ハナトラノオ(シソ科)[花虎の尾]

名は、花が美しいことと、長い花穂を虎の尾に見立てたもの。大正時代に切り花として導入された北アメリカ東部原産の園芸植物で、人家周辺の道端の荒れ地や河川敷に逸出、帰化している多年草。地下茎を伸ばすのでしばしば群生している。花が花穂に4列について角張って見えるので、または茎が4角形なので別名カクトラノオという。
茎は地下茎からほぼ枝を分けずに直立し、茎は無毛で断面は4角形、高さ0.4-1.2mになる。
葉は無柄で整った十字状に対生し、無毛でやや厚くて光沢がある。長さ5-12cmの披針形~長楕円形で縁に上方に向かって伸びる鋭い鋸歯があり、先はとがる。
茎頂と上部の葉腋から長さ10-30cmの総状花序を出し、長さ2-3cmの花を4方向に規則正しくつけ、下から上に向かって長い間咲き続ける。萼は筒状で等しく5裂して裂片の先はとがる。花冠は桃色~白色の漏斗状の唇形花で、上唇はまっすぐに伸び、下唇はやや下に曲がり浅く3裂して中裂片が大きく、内面に紅紫色の斑点がある。雄しべは4個で雌しべとともに上唇の内側に沿って斜上する。葯は黄褐色でのちに暗紫色。雌しべは1個で柱頭は2裂する。
分果は3稜のある卵形で暗褐色。
花期:6-10月
分布:帰化植物
撮影:2017.8.28 横浜市緑区
ハナトラノオ-2
性質強健で初冬でも2輪花をつけていた。 2006.11.22 東京都羽村市


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