ヒメツルソバ

ヒメツルソバ(タデ科)[姫蔓蕎麦]

同じタデ科の在来種であるツルソバに似ている?が、全体に小さいことからこの名がある。別名カンイタドリという。
明治時代の中ごろに花卉として移入されたヒマラヤ~中国南部原産の多年草で、茎は赤褐色の粗い毛を密生して基部でよく分枝し、地をはって広がり長さ30-50cmになる。ロックガーデンによく用いられるが、逸出して民家に近い庭先や石垣の下などで見られる。鉢植えで売っているが、挿し芽だけでなく種でよく殖える。夏から秋に勢いがよいが、ほぼ一年中花を咲かせている。生態系被害防止外来種リスト掲載種。
葉は短い柄があってやや密に互生し、長さ1-3.5cm、幅0.6-2cmの卵形~楕円形で全縁、先はとがり基部はくさび形、表面に濃暗紫色の逆V字の斑があり、裏面には腺点がある。両面に赤褐色の短毛が散生し、特に縁と裏面脈上に多い。托葉鞘は膜質、長さ5-8mmの筒形。上縁は切形で帯褐色の縁毛がある。葉は秋に紅葉する。
茎の頂部に直径0.6-1cmの球状~卵形の花序を1枝に1-3個つける。花柄はまばらに腺毛があり、各花ごとに膜状の苞葉がある。花被は淡紅色~白色で長さ約2mm、先は浅く5裂し、裂片は先が鈍く直立する。雄しべは8個。花柱は3個で短い。
果実は長さ1.5-2mmの痩果で3稜があり、褐色でわずかに光沢がある。
花期:ほぼ通年
分布:帰化植物
撮影:2015.4.18 静岡県下田市
ヒメツルソバ-2
葉に逆V字形の斑紋が入る。 2018.12.10 横浜市中区

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