ヒメキンセンカ

ヒメキンセンカ(キク科)[姫金盞花]

名は、トウキンセンカ(昔から花壇で栽培されてきたキンセンカのこと。Calendula officinalis L.)に似ていて花が小さいことからついたもの。別名ホンキンセンカという。キンセンカの名は、花が金色の盞(さかずき)を思わせることから。
地中海沿岸原産の1年草で昭和54年(1979年)に横浜市の山下埠頭で初めて見いだされた。それとは別に、耐寒性があり真冬でも花を咲かせる園芸品種フユシラズが広く普及したことで、全国の道端や畑の縁などで野生化が勢いづいている。
茎は4稜があってクモ毛と腺毛があり、分枝して下部はやや横にはい、高さ10-40cmになる。
葉はクモ毛があって互生し、根生葉はへら形、茎葉は長さ3-8cm、幅1.5-2cmの披針形で目立たない鋸歯があり、先は鈍形で基部は無柄でやや茎を抱く。
頭花は直径2-3cmで橙黄色で雌性の舌状花と黄色で両性の筒状花からなる。花は日を受けて開き夕方早く閉じる。朝から日が射していても、寒風の吹きすさぶ日はあまり開かない。総苞片は1-2列で全て同長、長さ0.5-1cmの狭披針形で腺毛があり、縁毛がある。舌状花の長さは総苞片の長さの2倍以下。頭花は果期に下垂する。

痩果は勾玉状に曲がり、背部に多数の突起がある。冠毛はない。
トウキンセンカの舌状花は長く、総苞片の2倍以上あり、頭花の直径は4cm以上で果時にも直立している。
花期:10-4月(暖地ではほぼ通年)
分布:帰化植物
撮影:2020.3.26 神奈川県茅ヶ崎市
ヒメキンセンカ-2
花は日を受けて開く。 2020.2.6 横浜市磯子区

ヒメキンセンカ-6
畑の土手に斜めに張り付くように生えていた。 2020.2.6 横浜市磯子区

ヒメキンセンカ-3
舌状花の長さは総苞の2倍以下。  2020.2.6 横浜市磯子区

ヒメキンセンカ-4
総苞片は腺毛が生え、縁にも毛がある。 2020.2.6 横浜市磯子区

ヒメキンセンカ-5
頭花は果時に下向きに曲がる。痩果は勾玉状に巻く。若い痩果は青虫のようにも見える。 2020.2.6 横浜市磯子区

ヒメキンセンカの葉
葉はクモ毛があって白っぽい。 2020.2.6 横浜市磯子区

ヒメキンセンカの茎と葉
茎は4稜があり、クモ毛と腺毛が生える。葉は無柄。 2020.2.6 横浜市磯子区


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