ヒロハクサフジ

ヒロハクサフジ(マメ科)[広葉草藤]

名は、クサフジに似て、小葉の幅が広いことからついたもの。
海岸の日当たりのよい草地に生えるつる性の多年草で、長さ0.3-1mになる。花期は長く、3月中に咲き始め晩夏までぽつぽつと咲いている。
茎に稜と伏毛がある。根茎は木質で長い。
葉は偶数羽状複葉で先端に分枝する巻きひげがある。小葉は3-10対あり、長さ1-2cm、幅0.5-1cmの楕円形で先が円い。両面に白い軟毛が生えて、裏面は白っぽく、表面はのちに無毛となる。托葉は小さく、先は2裂する。
長さ2-3cmの総状花序に多数の蝶形花をつける。花は淡紅紫色で長さ1.2-1.5cm、翼弁は竜骨弁より長い。萼は長さ7mmで軟毛があり、萼片は狭楕円形、不同長で萼筒より短い。
果実は長さ1.5-2.5cm、幅5-6mmの狭楕円形で無毛の豆果。3-4個の種子をいれ、褐色に熟す。種子は暗褐色で直径3-3.5mmのやや扁平な球形。
慣れないとクサフジやツルフジバカマオオバクサフジとの区別が難しく、どれも海岸近くにも生えているので始末が悪い。しかし慣れてくると葉の特徴や花の色などの「見た感じ」でわかるようになる。クサフジは小葉は多く8-13対あり、線状披針形で幅2-6mm。ツルフジバカマは小葉は5-8対あり、幅はクサフジより広く、ヒロハクサフジより狭い。オオバクサフジの小葉は2-5対と少なく、小葉は大きく長さ3-5cmある。
花期:4-9月
分布:北・本(近畿以北)
撮影:2016.4.1 神奈川県横須賀市
ヒロハクサフジ-2
2016.7.29 神奈川県横須賀市

ヒロハクサフジの葉
小葉は3-10対あり、幅が広く円みがある。 2016.4.1 神奈川県横須賀市

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