ヒロハノカワラサイコ

ヒロハノカワラサイコ(バラ科)[広葉の河原柴胡]

名は、カワラサイコに似ているが小葉の裂片の幅が広いことからついたもの。
日当たりのよい河原や海岸の草地や砂地に生える多年草で、根元で分枝してはって広がり、斜上して長さ20-50cmになる。茎には白い長毛が密生する。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
葉は互生し、長さ5-12cmの奇数羽状複葉で、小葉は倒披針形で3-13個、縁は鋸歯状に半ばまで羽裂し、裂片の幅は広くて先はとがる。裏面に白い綿毛が密生する。小葉間には付属小葉片はつかない。
茎の先は分枝して花序となり、黄色の花をつける。花は直径1-1.5cmで黄色。萼は5深裂し、萼片は大きく、長さ5-6mmの狭卵形で背面に白い綿毛が密生する。5個の副萼片は萼片とほぼ同形同大で同様に白い綿毛が密生する。5個の花弁は倒卵形、花床は円錐形で有毛。雄しべと雌しべは多数。
果実は無毛で平滑な卵形の痩果で、萼片に包まれ熟すと萼片は開く。背面は稜があり、側面に隆起する細かいしわがある。
同じような環境に生えるカワラサイコは、小葉が15-29個で裂片の幅が狭く、小葉間に付属小葉片がつく。副萼は萼片より小さい。
花期:6-9月
分布:北・本(中部地方以北)
撮影:2006.8.19 岩手県葛巻町
ヒロハノカワラサイコの葉
小葉のしわが多く、縁は半ばまで裂け、裂片の幅は広い。 2006.8.19 岩手県葛巻町


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