ホソバノチチコグサモドキ

ホソバノチチコグサモドキ(キク科)[細葉の父子草擬]

名は、チチコグサモドキに似ていて葉が細長いことからついたもの。別名タチチチコグサといい、別名のほうがはるかに通りがよいと思うが、YListではホソバノチチコグサモドキを標準和名としているのでそれにしたがった。
以前はハハコグサ属に含められていたが、現在はチチコグサモドキ属またはウスベニチチコグサ属とされている。それほど多くは見かけないが、これからの消長が気になる。
大正時代に帰化したと考えられている熱帯アメリカ原産の1~2年草で、荒れ地や道端などに生え、茎が基部で分枝して直立~斜上し、高さ10-30cmになる。上向きの白毛が密生し、ときに上部で分枝し多数の葉をつける。花期に根生葉はない。
茎葉は互生して斜上し、下部の葉はさじ形で、中部以上の葉は線状披針形。長さ1.5-4cm、幅2-6mmで両面に白い綿毛が密生し先はややとがる。
茎の上半部の葉腋から数段にわたって花序を出し、長さ3-4mmの頭花を穂状につける。花序はのちに伸びる。頭花は淡褐色の筒状花からなり、先がすぼまったとっくり形。
果実は長さ0.4-0.5mmの長楕円形で褐色の痩果で、微細な乳頭状突起がある。冠毛は白色で長さ2mmほど。総苞片は先がとがる。
この属の植物の中では葉が細長いので見分けやすいが、本種とウラジロチチコグサはしばしば交雑し、どちらともつかない中間的な形態の個体も見られる。
チチコグサも葉の幅が狭いが、茎の先だけに頭花をつけるの区別できる。
花期:4-9月
分布:帰化植物
撮影:2008.5.1 神奈川県横須賀市
ホソバノチチコグサモドキ-2

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