フラサバソウ

フラサバソウ(オオバコ科)[FraSava草]

名は、「日本植物目録全2巻(1875・1879年)」を著したフランスの植物学者A.R.Franchetと横須賀製鉄所の医師P.A.L.Savatierの名を合成してついたもの。同書に記載があったものの長い間見つからなかったが、1937年に標本が見つかり、その後、生品も見つかるようになった。 別名ツタノハイヌノフグリという。
余談だが、Savatierのよき協力者であった技師は名を佐波(さば)一郎といったことは単なる偶然としても面白い事実。
ヨーロッパ原産の2年生の帰化植物で、畑や林縁、道端に生える。茎は長毛が散生し、下部で分枝して地をはい、先端がやや立ち上がり、長さ10-30cmになる。
葉は下部の数対が対生し上部では互生し、葉柄は長さ0.2-1cm。葉身は長さ0.4-1cm、幅0.4-1.5cmの卵円形、3-7個の大きな鋸歯があり、先は円くて先端は微突端、基部は切形。両面に生えた長い白毛がよく目立つ。子葉が花時まで枯れずに残っているのが特徴。
上部の葉腋ごとに長さ6-8mmの花柄を出し、オオイヌノフグリを小さくしたような形で淡青紫色の花を1個つける。花冠は直径4-5mmで4深裂し、雄しべは2個、雌しべは1個。萼は基部まで4深裂し、萼裂片は長さ3-4mmの卵形で先がとがリ、縁に長毛が生える。
果実は直径6mmほどの扁平な球形の蒴果で無毛、4条の浅い溝がある。普通、中に種子を4個含む。種子は長さ2-2.5mm、腹面が深くくぼむ。
フラサバソウの花を白くしたようなコゴメイヌノフグリも東京都内での帰化が知られているが、まだあまり広がっていない。
花期:2-5月
分布:帰化植物
撮影:2007.3.3 東京都杉並区
フラサバソウ-2
オオイヌノフグリをそのまま小さくしたような花。
2016.3.25 神奈川県横須賀市

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