フシグロセンノウ

フシグロセンノウ(ナデシコ科)[節黒仙翁]

センノウは中国産のナデシコ科の花である仙翁花(せんのうげ)で、京都の嵯峨にあった仙翁寺(廃寺)に植栽されていたが、それに似ていて節が黒いことからこの名がついたという。センノウの名のつくものはこのほかに花弁が燕尾状のエンビセンノウ、花弁の縁が浅く切れ込むマツモトセンノウなどがある。なお、単にフシグロといえば同じマンテマ属の別の植物。
山地のやや湿り気のある林の中に生える多年草で、茎は直立して上部で枝を分け、高さ0.5-1mになる。背の伸びたものは倒れて咲いていることも多い。茎はまばらな軟毛があり、節は太く赤黒色を帯びる。
葉は対生し、長さ4-15cm、幅2.5-4cmの卵形~楕円状披針形で全縁、基部はくさび形で先はとがる。脈上と縁に毛がある。
茎の先のまばらな集散花序に朱赤色の大きな花を数個つけ、遠くからもよく目立つ。花は直径4.5-6cmで平開する。萼は長さ2.5-3cmの長い円筒形で無毛、先に5歯がある。花弁は5個で下部は狭まって爪となり、舷部は長さ2.5-3cmの広倒卵形でほぼ全縁、基部に2個の濃色の小さな鱗片がある。雄しべは10個。花柱は5個で萼歯と対生する。
果実は長さ1.5-2.5cmの長楕円形の蒴果で、先が5裂する。種子は黒色で長さ1.5mmの腎形、表面に突起がある。
花期:7-10月
分布:本・四・九
撮影:2004.8.7 仙台市青葉区
フシグロセンノウ-2

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