イガオナモミ

イガオナモミ(キク科)[毬雄菜揉み]

1958年に東京都江東区で初めて採集された1年生の帰化植物。原産地はヨーロッパとも、熱帯アメリカとも、北アメリカともいわれるがはっきりしない。日本では海岸沿いや川沿いの道端や空き地に広がっている。
茎は淡緑色で紫黒色の斑点があり、硬い毛があって著しくざらつき、高さ0.4-1.2mになる。
葉は葉身と同長程度の柄があって互生し、両面ともざらつき、長さ10-15cmの広卵形で3浅裂して縁に不揃いの鈍く浅い鋸歯があり、基部は浅い心形、先は3角形状にとがる。
葉腋から短い花序を出し、雄花は多数集まって球形、雄しべの花糸は合生し、葯は離生。雌花は総苞片が合着して壺形になった中に2個あり、花柱は糸状で総苞の外に突き出て風媒により受粉し、中で大小2個の痩果となる。
成熟した楕円形の総苞を果苞(壺状体)といい、頂端に2個の嘴状の突起があり、全面に先がかぎ状に曲がった刺を密生し、刺や嘴も含めて長さ2-3cm、幅1.2-2.2cm。刺は長さ3-7mm、表面は光沢はなく、表面と刺に腺毛と鱗片状の毛が密生し、熟すと黒っぽくなる。
同じく帰化植物のオオオナモミ、在来のオナモミとは、果苞で区別できる。オナモミは、長さ0.8-1.4cmと小さく、刺や毛は少なく短い。オオオナモミは長さ2-2.5cmで、刺は密に生えるが毛は少ない。イガオナモミは刺や嘴も含めて長さ2-3cm、幅1.2-2.2cm。刺は長さ3-7mm、表面は光沢はなく、表面と刺に腺毛と鱗片状の毛が密生し、熟すと黒っぽくなる。
花期:7-10月
分布:帰化植物
撮影:2002.9.2 青森県車力村
イガオナモミ果苞
果苞の表面と刺に腺毛と鱗片状の毛が密生する。 2015.10.22 神奈川県横須賀市

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