イモカタバミ

イモカタバミ(カタバミ科)[芋傍喰]

名はイモ状の塊茎があることからついたもの。塊茎が数珠状に連なるので別名フシネハナカタバミという。
戦後に渡来した南アメリカ原産の多年生の帰化植物。花が美しいので栽培されていることもあり、西日本を中心に道端や空き地に広がっている。直径約3cmになるイモのような塊茎があり、鱗片葉の跡が多数らせん状につき、小さな塊茎を数個つくって殖える。
葉は全て根生し、3小葉からなる。小葉は長さ幅とも1.5-4cmの心臓形。両面に短毛が生え、裏面に淡黄赤色の小斑点がある。葉柄は長さ8-30cmで無毛。托葉は膜質で目立たず、長さ5-8mm、幅1-2mm。
花茎の先に10-25本の枝を出し、ときにさらに分枝して直径1.5-1.8cmの花を多数つける。萼片は5個で長さ約5mmの長楕円形、先端近くに2個の淡黄赤色の小斑点が並ぶ。花弁は5個、淡紅色で濃紅色の筋があり、基部は特に濃色。雄しべは10個、外側の5個は短く、内側の5個は長い。葯は黄色で花粉ができるが大小不同。通常、果実はできずもっぱら塊茎で殖える。
この仲間には似たものが数種あり、全て帰化植物であるが、ムラサキカタバミは、多数の鱗茎ができ、花の中心部が淡黄緑色で葯は白色。ハナカタバミは葉柄、花茎に毛が密生する。ベニカタバミは葉の表面に光沢があることで区別する。
花期:4-10月
分布:帰化植物
撮影:2007.5.5 東京都小金井市
イモカタバミ-2
花の喉部が濃色になるのが特徴。 2018.4.20 横浜市中区

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