イノコヅチ

イノコヅチ(ヒユ科)[猪子槌]

日陰の道端や林縁に生え、高さ0.5-1mになる多年草。ヒナタイノコヅチに対して、別名ヒカゲイノゴヅチというが、一緒に生えていることもあり、生えている場所の日陰、日なたで種類を断定することはできない。根を乾燥したものは牛膝〈ごしつ〉とよばれ、利尿・強精の漢方薬として用いられる。葉は長楕円形で薄く、先がとがる。茎や枝の先に花茎を伸ばし、緑色の小さな花をまばらにつける。果実には針状の小苞があり、これで動物の体にくっついて運ばれる。よく似たヒナタイノコヅチは、全体にがっしりしていて毛が多く、葉も厚く、また萼のつけ根にある白い付属物の長さがイノコヅチは0.6-1mmと大きいが、ヒナタイノコヅチでは0.3-0.5mmと小さい。
なお、和名の漢字表記が猪子槌(茎の節の膨らみが、猪子の膝のように見えることから、これを槌に見立ててついたもの)であることからすれば、イノコチの表記は採用しがたい。また、現在のところ、YListも「イノコヅチ」を標準和名としている。
花期:8-9月
分布:本・四・九
撮影:2003.9.27 青森県八戸市

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