イヌビエ

イヌビエ(イネ科)[犬稗]

ヒエに似ているが食用にならないことからこの名がある。別名ノビエという。
畑や水田、道端や空き地などいたるところに生える1年草で、根元でだけ枝を分け高さ0.8-1.2mになる。
葉は長さ30-50cm、幅0.7-2cmの線形で無毛、縁は薄くて硬くならず、先は狭まって垂れてとがり、触るとざらつく。葉身の基部の葉鞘は赤みを帯び、葉舌はない。
茎の先に長さ10-25cmの円錐花序を1個出し、花序の枝は3-5cmで斜上して多数つき、多数の小穂がやや一方に偏って密生する。小穂は短い柄があって長さ3-4mmの卵形で先は鋭くとがり、剛毛がありときに直立する短い芒がある。第1包穎は短く、小穂の1/3ほど。退化した小花の護穎は鋭くとがる。両性の小花の護穎は革質で、光沢のある淡黄色。
青森市の三内丸山遺跡から多量のイヌビエが検出され、縄文時代には木の実と共にイヌビエの栽培が行われていた可能性があるという。
イヌビエは変異が多く、タイヌビエ、ケイヌビエ、ヒメイヌビエなど多くの変種がある。
花期:8-10月
分布:日本全土
撮影:2002.9.1 青森県十和田市

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