カラフトホソバハコベ

カラフトホソバハコベ(ナデシコ科)[樺太細葉繁縷]

名は、明治時代にカラフトで見いだされたことからついたもの。1960年代に北海道への帰化が報告され、今では北日本に広がっていると思われる。
道端や河川敷などに生えるヨーロッパ原産の多年草。茎は無毛で4稜があって基部からよく分枝して斜めに立ち、高さ20-50cmになる。
葉は無柄で対生し、長さ1.5-4cm、幅1.5-4mmの広線形で先はしだいに細くなって鋭くとがり、基部付近の縁にまばらな長毛がある。
茎頂に10-40個の花が2出集散状にまばらにつく。花柄は長さ0.5-5cmの糸状で基部には薄い鱗片状の苞葉が1対ある。最下の苞葉は葉と同形、他は長さ2-6mmの狭卵形。花は白色で直径0.5-1.2cm、花弁は5個で萼片とほぼ同長、基部近くまで切れ込んでいるので10弁に見える。萼片は長さ3-6mmで3脈があり、鋭尖頭。雌性のものと両性のものがあり、両性花のほうが大きい。両性花では雄しべは10個、雌性花では雄しべはないか少数、雌しべは1個で花柱は3個。
果実は長さ6mmの蒴果で数個の種子を入れる。種子は直径1mmの円形、淡褐色で光沢はなく、側面にうね状の隆起線が走る。
よく似た在来のナガバツメクサは萼片がとがらず、茎の稜や葉の縁に微小な凸点が並び、種子は平滑。
花期:6-8月
分布:帰化植物
撮影:2004.7.3 青森市
カラフトホソバハコベ-2
葉は広線形で対生する。 1999.6.6 青森県八戸市


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