コゴメガヤツリ

コゴメガヤツリ(カヤツリグサ科)[小米蚊帳吊]

名は、小さくて円みを帯びた鱗片を米粒に見立てたもの。
日当たりのよい荒れ地や道端、休耕田、放棄水田などの湿地に普通に生える1年草で、高さ30-60cmになる。カヤツリグサチャガヤツリよりも湿り気の強いところを好む傾向がある。
茎は細くてやや硬く、先端に葉状の長い苞を3-5個つけ、うち2-3個は花序の枝より長い。茎の基部に幅2-6mmの線形の葉が2-3個ある。
苞の中心から不同長の花序の枝を3-5個立て、小穂を密につける。小穂はほとんど開出せずに軸に斜上してつき、長さ0.3-1cm、幅1.5-2mmの線形~線状長楕円形で黄色~黄褐色。鱗片は長さ1-1.5mmの広倒卵形で先は鈍頭~僅かに浅くくぼみ、中肋は緑色で先で小微突端となる。
果実は鱗片より僅かに短く、3稜のある倒卵形で長さ1.2mm、幅0.5mm。花柱は果体の約1/3。柱頭は3岐。雄しべは3個。
よく似たカヤツリグサは、花序の枝に翼があり、小穂はコゴメガヤツリほど黄色味が強くなく、鱗片の先はとがる。チャガヤツリは鱗片の先が長く芒状に突出する。
花期:7-10月
分布:本・四・九・沖
撮影:2019.8.5 神奈川県茅ヶ崎市
コゴメガヤツリ-2
不同長の花序の枝を立てる。 2019.8.5 神奈川県茅ヶ崎市

コゴメガヤツリ-3
鱗片の先は円みを帯び、ほとんど突出しない。 2019.8.5 神奈川県茅ヶ崎市

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