コミヤマスミレ

コミヤマスミレ(スミレ科)[小深山菫]

名は、深山に生えるスミレで小型であることからついたもの。
山地の沢沿いの暗い湿った林下に生える多年草で、花茎は高さ5-10cmになる地上茎のないスミレ。主に太平洋側に分布する。全体に白い開出毛が多い。高尾山では一番花期の遅いスミレで、普通は5月に暗いところを好んで生える。
地下茎は白く、横にはって新苗をつくる。
葉はやや質が厚いが軟らかく、長さ2-4cmの卵形で基部は心形で先は鈍形、縁に鈍い鋸歯がある。表面には白毛がある。葉の裏面は帯紫色。表面の色は変化があり、緑色のもの、暗緑色のもの、帯紫色のもの、葉脈に赤斑が入るもの、白斑が入るものなどさまざま。葉柄は長さ2-5cm。
花は小さく、直径1-1.5cmの白色で花弁は全体に細い。花弁の外側はわずかに紫色を帯びる。唇弁は細くて短く、紫色の筋が入り、距は短く長さ2-3mm。側弁の基部に白毛がある。萼片に毛があり反り返るのが大きな特徴。
果実は楕円形の蒴果。
花期:4-5月
分布:本(福島県以南)・四・九
撮影:2008.4.30 東京都八王子市
コミヤマスミレの葉


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