コニシキソウ

コニシキソウ(トウダイグサ科)[小錦草]

名は小型のニシキソウの意。これは小錦草だというとよく笑われるが、力士の四股名からついた名前ではない。ニシキソウの名は、茎の赤色と葉の表面の濃緑色のコントラストを錦にたとえたもの。
北アメリカ~中央アメリカ原産で、明治20年に渡来した1年生の帰化植物。日当たりのよい庭や道端、畑、荒れ地にごく普通に生える。茎は淡茶色で上向きの縮れた白軟毛があり、根元から二叉分枝を繰り返して長さ10-30cmになり、立ち上がらずに地表をはって広がる。切るとマクラトール、ベータヒトステロールなどを含む白い乳液が出て、皮膚につくと皮膚炎に、誤食すると粘膜がただれる。
葉は対生し、長さ0.7-1cm、幅2.5-4mmの長楕円形で先は円く基部はゆがんだ鈍形~切形、先端近くに微鋸歯が集まり表面は汚緑色で中央部に濃暗紫色の斑紋があり、無毛または軟毛があり、裏面は軟毛がある。
葉腋に杯状花序を集散状に数個つけ、小型化した葉または鱗片をもつ。花序は雌しべ1個の雌花と雄しべ数個の雄花からなり、汚淡紅紫色で目立たない。総苞腺体の付属体は縁取り状で長さ0.1-0.2mm。花柱は3個でそれぞれ先が2裂する。花粉媒介はアリに頼っている。
果実は長さ約1.3mmの卵状球形の蒴果で、全面に伏した短軟毛が密に生える。花後、花柄が伸長し、蒴果は総苞から完全に突き出る。種子は長さ約0.6mmで3稜があり数条の横じわがある。
在来のニシキソウも同じようなところに生えるが、コニシキソウに押されて少ない。葉の真ん中にある赤黒い斑紋がほとんど目立たず、茎が赤い。果実は通常は無毛。オオニシキソウは茎が立ち上がり、高さ20-30cmになる。葉は大きく、長さ1.5-3.5cmで斑紋はない。
花期:6-12月
分布:帰化植物
撮影:2004.9.5 岩手県松尾村

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