クゲヌマラン

クゲヌマラン(ラン科)[鵠沼蘭]

神奈川県藤沢市鵠沼の海岸で発見されたのでこの名がある。環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
主に砂地のクロマツ林内に生える多年草で高さ20-40cmになる。この画像の個体も、海岸砂地に植林された丈の低いクロマツ林内にあったもの。初めはギンランササバギンランかと思ったが、ギンランより明らかに背が高く、葉にしわがはっきりと入り、見るからに豪壮で異なる雰囲気があった。近年、神奈川県下で海岸から離れた内陸部の公園や霊園に大量発生した例があったようだ。
ギンランに比べて全体に大きくて花の数も多く、しばしば10個以上つく。葉はむしろキンランに似ており、縦の筋が顕著に通り厚みがあり、基部は茎を抱く。
花は平開せず、背萼片は狭卵形、側萼片は斜卵形、側花弁は卵形、唇弁は広卵形で先端は3裂し中裂片は広卵形、側裂片は3角状卵形。距は僅かに側萼片の間に頭を出す程度。花の先端は常に斜め上かそれより上を向く。苞は線状披針形。
距がほとんど見えないタイプのギンランもよく見られるので、同定には注意が必要。
花期:4-6月
分布:北・本
撮影:2001.6.3 青森県北東部

ギンランに戻る


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。