クコ

クコ(ナス科)[枸杞]

名は漢名の「枸杞」を音読みしたもの。日当たりのよい原野、河川敷、海岸、道端などに生え、垣根などに植えられることもある落葉低木で、茎が根元から束生し高さ1-2mになる。枝には稜があり、ところどころに刺があって弓状に曲がって垂れ下がる。葉は束生し倒披針形で軟らかく無毛。葉腋に直径1cmほどの淡紫色の花を1-4個つける。花冠は漏斗状で先は5裂する。花期が長く、初夏から秋までポツポツと花をつける。果実は長さ2cmほどの楕円形の液果で赤橙色に熟す。中国原産であるが、古い時代(平安時代?)に移入され、重要な漢方薬として用いられている。根の皮を「地骨皮<じこっぴ>」といい、解熱や強壮薬とし、葉はお茶にして動脈硬化予防の用いる。実を乾燥させたものは「枸杞子<くこし>」といい、酒に漬けて高血圧症、強壮に用いる。若葉は山菜として飯に混ぜて枸杞飯にする。また、飢饉に備え救荒植物としても植えられた。
花期:7-11月
分布:日本全土
撮影:2015.10.6 横浜市中区
クコの果実
クコの果実(液果) 2015.10.22 神奈川県横須賀市


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