クサレダマ

クサレダマ(サクラソウ科)[草連玉]

美しい花なのにその名の元を「腐れ玉」と連想されがちで損をしている。本当のところは、地中海原産のマメ科の低木でエニシダに似た「レダマ」という低木に似ていて、草であるところからついたものという。しかしちっとも似ていない。別名をその花の色からイオウソウ〈硫黄草〉という。
湿原や湿った草原に生え、茎は直立し高さ0.4-1mになる多年草。
地下茎を長く地中を横にはわせて殖え、ときに群生するので花期には遠くからでもよく目立つ。茎に短い腺毛と軟毛が生える。
葉は無柄で対生または3-4個が輪生、ときに互生し、長さ4-12cm、幅1-4cmの披針形で先は鋭くとがる。裏面に黒い腺点がある。
茎の上部に整った円錐花序をつくり、鮮黄色で直径1.2-1.5cmの先が5深裂した花を多数つける。花柄は長さ0.7-1.2cm。花冠の裂片がとがるものと円いものがあり、東北地方北部で見るものはほぼ先がとがっていたが、神奈川県では円かった。雄しべは5個で基部が筒状に合着する。花冠内部と花糸に細かい突起がある。萼片は3角形で5個。
果実は直径4mmほどの球形の蒴果。
開発により湿地が埋め立てられ、青森県内でもクサレダマの安住の地はどんどん少なくなってきている。
花期:7-8月
分布:北・本・九
撮影:2010.7.25 青森県六ヶ所村
クサレダマの花
2016.7.27 横浜市戸塚区


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