マルバネコノメソウ

マルバネコノメソウ(ユキノシタ科)[円葉猫の目草]

ネコノメソウの仲間で葉が円いのでこの名がある。マルバネコノメともいう。
山地の林下や沢沿いの湿地に生える多年草。茎は白色の開出毛が散生し、高さ7-15cmになる。花後に花茎の基部から多数の走出枝を地上で伸ばし、発根して殖える。走出枝は淡緑色で白色の毛があって細く、分枝して葉を対生する。
根生葉は通常花時にはないが、有柄で長さ1cmのほぼ円形で基部は円形~切形、縁に3-4個の浅い内曲する鈍鋸歯がある。茎葉は卵形~扇形で1-2対が有柄で対生し、縁に3-7個の低い鈍鋸歯があり、基部はくさび形で先は円形。
花序はまばらで苞は緑色で茎葉とほぼ同形。花は直径3-5mm、花弁はない。4個の萼裂片は長さ1-1.5mmの広卵形~卵状菱形で緑色、先は鈍形または円形で花時に平開する。雄しべは8個が花盤の縁にきれいに並び、長さ0.6-0.8mmで萼裂片より短い。葯は2室で底着し、裂開直前の葯は濃黄色。花盤は緑色~暗紫色。子房は下位。2個の花柱は短く、長さ約0.5mm、嘴状で初め直立するがのちに水平に開く。
果実は蒴果。種子は長さ0.7-1.2mmの楕円形。
花期:4-7月
分布:北・本(近畿以北)
撮影:2007.5.26 岩手県久慈市
マルバネコノメソウ-2
花の下の苞は扇形~円形。 8個の雄しべが花盤の縁に正方形に並ぶ。
2007.5.26 岩手県久慈市


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