ミヤマタムラソウ

ミヤマタムラソウ(シソ科)[深山田村草]

深山の半日陰に生える多年草で、茎は断面が4角形で直立し高さ25-50cmになる。
花冠に顕著な毛が生えることから、別名ケナツノタムラソウという。サルビア(ヒゴロモソウ)やアキノタムラソウの仲間で、よく見れば花の形は似ているが小さくて地味。
葉は対生し、3出葉または1-2回羽状複葉で縁に鋸歯がある。小葉は質が薄く円いものが多く、頂小葉が大きい。
花は長さ1cmほどの白に近い淡青紫色の唇形花で、茎の先に穂状につく。花冠上唇の外面に長い軟毛が目立つ。雄しべは2個あり、花冠中央から外に長く突き出る。
果実は楕円形の分果で、長さ約2mm。
純白色の花をつける品種をシロバナミヤマタムラソウという。
よく似たナツノタムラソウは、本州の太平洋側(神奈川県、東海地方、近畿地方)に分布し、花の色は青紫色。基本種であるウスギナツノタムラソウは、鈴鹿山脈に生え花は淡黄色。愛知県と伊豆半島に産するダンドタムラソウは花は淡青紫色で茎の基部から長い走出枝を伸ばす。
花期:6-8月
分布:本(中部地方以北~岩手県)
撮影:2017.7.17 栃木県那須町
ミヤマタムラソウ-2
2個の雄しべが花冠中央から花外に長く突き出る。 2017.7.17 栃木県那須町


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