ミズオオバコ

ミズオオバコ(トチカガミ科)[水大葉子]

葉の形がオオバコに似ていて水中に生えるのでこの名がある。
水田や溝、池沼などの浅い水中に生える1年草。トチカガミのような横に伸びる匐枝を出さない。農薬や水質汚染の影響で激減しており、環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
葉は沈水性で長い柄があって根生し、長さ8-20cm、幅2-12cmの卵状楕円形で紫褐色を帯びて薄く、縁に波形のしわがある。葉の大きさは水深によって異なる。
苞鞘(2個の苞の下部が鞘状に合着したもの)は楕円形で柄があり、縦に数個の翼があり、翼の縁に波形のしわがある。花は両性花で、苞鞘の柄が長く伸びて水面に達し、苞鞘の中から直径約3cmの花を1個だけ出す。萼片は3個で線形。花弁は3個で淡紅色、長さ1.5-2.5cmの円形。雄しべは3-6個で黄色、葯は内向し花糸より短い。子房は3-6個に分かれ、花柱は6個で黄色、先は裂する。一日花で朝に開花して夕方にしぼむ。
花後、花茎は水中に沈んで結実する。果実は長楕円形。種子は楕円形で多数できる。
よく似たトチカガミは花は白色で葉は浮水性、水底に横に伸びる匐枝を出す。
花期:7-10月
分布:本・四・九
撮影:2016.7.27 横浜市戸塚区
ミズオオバコの花
雄しべも雌しべも黄色。 2016.7.27 横浜市戸塚区

ミズオオバコの葉
オオバコによく似た葉。紫褐色を帯びる。 2004.8.8 宮城県古川市

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