モウズイカ

モウズイカ(ゴマノハグサ科)[毛蕊花]

名は、雄しべ(蕊)に目立つ赤紫色の毛が生えていることから。
ヨーロッパ~北アフリカ原産で小石川植物園などで観賞用に植えられたものが逸出したと考えられている。
日当たりのよい道端や空き地に生え、茎は直立して高さは1-1.5mになる2年草。
根生葉は葉柄があって花時まで残り、長楕円形で低い鋸歯がある。茎葉は互生し両面無毛、長さ3-10cm、幅1-3cmの長楕円形で無柄、基部は広がって3角状楕円形でわずかに茎を抱き、先はとがる。下部の葉ほど鋸歯は大きい。葉の形状は変異が多い。
茎の上部の長い総状花序をにまばらに黄色の花をつけ、下から咲き上がる。花冠は直径2.5-3cmで基部まで5深裂、下の裂片が大きい。萼と花柄、雄しべに腺毛がある。雄しべは5個でうち2個は長く3個は短い。長い雄しべにはまばらに、短い雄しべには密に赤紫色の毛が生える。雌しべは1個。萼片は5個で長さ4-5mmの狭長楕円形。花柄は長さ0.7-1.5cmで腺毛が生える。苞葉は長さ0.3-1cmの披針形で先はとがり、下部のものは葉状となる。
果実は直径1cmほどの球形の蒴果で腺毛が生える。種子は長さ0.4mmの長楕円形。
北日本では花冠が白色の品種シロバナモウズイカが多く見られる。
花期:5-9月
分布:帰化植物
撮影:2016.5.25 神奈川県三浦市
モウズイカの花
モウズイカの花。上の3個の雄しべに赤紫色の毛が密に生える。花冠は下の裂片が大きい。

モウズイカの茎葉
モウズイカの茎葉。長い3角状で先はとがり基部はやや茎を抱く。

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