ナガバノコウヤボウキ

ナガバノコウヤボウキ(キク科)[長葉の高野箒]

名は、コウヤボウキに似ているが葉が細長いことからついたもの。コウヤボウキとも混生しているがややまれ。
山地の乾燥した林縁や岩場などに生え高さ0.6-1mになる落葉小低木。太い地下茎がある。枝は無毛で紫色を帯びる。冬芽は長さ2-3mmの紡錘形で芽鱗は覆瓦状で多数あり、縁に白色の縮毛がある。
本年枝には先の鋭くとがった卵形の葉を互生し、前年枝には節ごとに長さ3-6cm、幅1-1.5cmの長楕円形の葉を3-6個束生する。葉はやや硬くほぼ無毛で光沢があり、細脈は目立たない。縁に小さい鋭鋸歯がある。葉柄は長さ1-3mm。
コウヤボウキより1ヶ月ほど早く咲き出し、前年枝の束生した葉の中央に長さ1.5-1.8cmの頭花を1個ずつつけ、本年枝には花をつけない。頭花は10数個の白色の筒状花からなり、総苞は円柱形で覆瓦状に並ぶ。筒状花は長さ約1.5cmで花冠は5裂して裂片は巻き込む。雄しべは5個、雌しべは1個でともに花冠から突き出る。
果実は長さ6-7mmの痩果で伏した軟毛がある。冠毛は淡褐色。
よく似たコウヤボウキは枝や葉に毛が多く、葉は卵形で鋸歯は少なく、花は本年枝の先に1個だけつく。
花期:8-10月
分布:本(宮城県以南)・四・九
撮影:2006.9.15 東京都八王子市

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