ナンブアザミ

ナンブアザミ(キク科)[南部薊]

名は南部地方(岩手・青森県)のアザミの意。
多雪地に多いアザミで、高さ1-2mになる多年草。東北地方ではもっとも普通に見られる。
茎葉は楕円状披針形で、北奥羽では鋸歯縁のものが多いが、羽状に中裂するものまで葉形は変化が大きい。基部は茎を抱かない。根生葉は花時にはない。
頭花は直径2.5-3cmで、横向きか斜め下向きにつく。総苞は球形で総苞片は7-9列あり、外片と中片が反り返るか開出する。内片に腺体があって少し粘る。
なお、従来Cirsium nipponicumはナンブアザミに当てられてきたが、キタカミアザミを指すことが明らかになったということなので、青森県南や下北半島で普通に見ていたもので頭花が上を向いているものはナンブアザミではなく別種キタカミアザミだということのようだ。
関東に普通に生えるトネアザミ(タイアザミ)はナンブアザミにごく近縁。
花期:8-10月
分布:本(中部以北)
撮影:2004.9.26 岩手県種市町

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