ノラニンジン

ノラニンジン(セリ科)[野良人参]

ヨーロッパ原産の帰化植物で、昭和の初めに見い出され、今では全国の道端や畑、荒れ地に広がっている1~2年草。茎は多くの縦筋と粗い毛があり、直立して高さは0.5-1.5mになる。従来ニンジンが野生化したものだといわれてきたが、根は赤くも太くもならず食用にならない。日本にあるものは別の複数の経路から入ってきたものと考えられている。
根は直径約1cm。葉は2-3回3出羽状に深裂し、上部の葉ほど裂片の幅が狭くなる。
茎の先に複散形花序を出し、白色の花を密生してつける。大花柄は10-50個で基部に糸状に細裂した総苞片があり、花後に直立して花序を包む。小花柄の基部には線形の小総苞片がある。花弁と雄しべは5個、雌しべは1個。中心部の花の花弁は同大だが、周辺部の花の花弁は外側が大きい。
果実は2分果に分かれ、分果は長さ約3mmの卵状長楕円形で稜上にまっすぐで扁平な鋭い刺が並ぶ。
花期:6-10月
分布:帰化植物
撮影:2010.7.25 青森県六ヶ所村
ノラニンジン-2
花序の下の糸状の総苞片。 2005.7.24 青森県東通村


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