オカヒジキ

オカヒジキ(ヒユ科)[陸鹿尾菜]

海藻のヒジキに似て食用になり、陸上に生えるのでこの名がある。
海岸の砂地の波打ち際に生える1年草で、茎は無毛で根元からよく分枝し、地をはって広がり、上部で斜上~直立し高さ10-40cmになる。根は砂の中を浅く著しく長く伸びる。
葉は無柄で互生し光沢がある緑色、多肉質で長さ1-3cmの線状円柱形。無毛で先は刺状にとがる。
葉腋に、淡緑色で花弁がない小花を普通1個つけ、ときに1-2個の不開花も出る。花柄はなく、基部に小苞が2個つく。花被片(萼片)は膜質、杯状で5個、果時には硬くなり、上部が直角に内側に曲がって平たい表面になる。雄しべは5個。雌しべは1個で花柱は2個。
果実は直径約2mmの倒円錐形で扁平な胞果で、残存した花被に包まれ黒色の種子を1個を含む。果実は海水に浮かんで運ばれ分布を広げる。
また若い葉と茎は軟らかく軽い塩味があるだけでくせがなく、独特な風味と歯触りがあるため山菜として利用され、栽培もされている。
よく似たものに外来種のハリヒジキがあり、葉は硬く暗緑色で先の刺が鋭く、さわると猛烈に痛いので食用にならない。
花期:7-10月
分布:日本全土
撮影:2016.10.4 神奈川県三浦市
オカヒジキ-2
茎は地をはって広がる。 2005.9.10 青森県八戸市

オカヒジキの花
花は両性花で雄しべは5個。 2016.10.4 神奈川県三浦市


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