オオフサモ

オオフサモ(アリノトウグサ科)[大総藻]

フサモの仲間で大型なのでこの名がある。最初に帰化状態が確認されたのが神戸市の須磨寺の池だったので別名スマフサモという。英名は抽水葉をオウムの羽根に見立て、Parrot featherという。南アメリカ(ブラジル)原産で大正時代にドイツ人が観賞用に持ち込んだものが野生化したといわれている。牧野富太郎が大正時代初めに最初に見いだし、現在では日本全土に広がっている。外来生物法で特定外来生物に指定されており、飼育、栽培、移動などが禁止されている。また日本生態学会が定めた日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。

湖沼や河川、水路の縁など、浅い水辺に群生する抽水性の多年草。雌雄異株だが、日本に帰化しているのは雌株のみ。茎は直径4-6mmの円柱形で、水中で分枝を繰り返しながら匍匐して長さ1m以上になって群生する。匍匐する茎にある多数の節から不定根を出し、またちぎれた断片からも根を出して殖える。匍匐茎はしばしば赤みを帯び、高さ10-30cmの抽水茎を直立する。
抽水葉は3-7輪生し、粉白を帯びた緑青色で長さ2-5cm、羽状に細裂する。小葉片は長さ3-5mm、幅1mmの線形で10-20対つく。葉の基部左右に白色短小の毛状托葉がある。沈水葉は長さ6cmに達し、糸状に裂ける。
花は抽水葉の葉腋ごとに単生し、高さ約2mmで縦に4溝がある円筒状。白緑色の子房からなり、基部に1対の苞、上方の柱頭周囲に角状の4萼片があり、花弁はない。子房は4室からなり、各室に1胚珠を含むが結実しない。4個の柱頭の側面に多数の白毛を密生する。越冬芽は形成しない。
在来のフサモやホザキノフサモは沈水性の植物で雌雄同株。葉は4個が輪生し、粉白色を帯びない。
花期:6月
分布:帰化植物
撮影:2016.6.10 神奈川県横須賀市
オオフサモの花
日本では雌株しか見られないのでこれは雌花。 2017.6.5 神奈川県逗子市

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