オオオナモミ

オオオナモミ(キク科)[大雄菜揉み]

北米(メキシコ)原産の1年草で1929年に岡山県で初めて記録され、現在は日本全国に広がり、市街地の空き地や河川敷、海岸などに生える。
在来のオナモミ(史前帰化植物?)が絶滅危惧種に指定されるほど少なくなっているのに対し、オオオナモミは急速に勢力を拡大している。生態系被害防止外来種リスト掲載種。最近は戦後に帰化したイガオナモミも多くなってきた。
茎は葉柄とともに褐紫色で短毛が生えてざらつき、稜があって直立し、よく分枝して高さは0.5-2mになる。
葉は長い柄があって互生し、長さ幅とも5-15cmの5角形、基部は心形で先は3または5浅~中裂する。縁は不規則な重鋸歯があって裂片の先はややとがる。表面は細毛があり、裏面は突起状の短毛があってざらつく。
雌雄同株の風媒花で、葉腋から短い花序を出し、雌頭花は球形の雄頭花の下の葉腋につく。雄花は黄白色、雌花は淡緑色。雄花の花糸は筒状に合着、葯は離生する。
雌の総苞片が肥大したものを果苞(壺状体)といい、内に2個の痩果を包む。果苞は互いに接して多数つき、嘴や刺を含めて長さ2-2.5cm、幅1-1.8cmの楕円形。表面に先の曲がった長さ3-6mmのかぎ爪状の刺が密に生え、果体の表面とともにまばらな細毛があって、鱗片状の毛はない。先端に長さ約5mmの嘴状の大きな突起が2個ある。果苞は熟すと赤褐色~淡褐色になり、内部は2室で各室そにれぞれ1個の種子があり、どちらかが発芽する。
在来のオナモミは果苞が長さ0.8-1.4cmと小さく、刺や毛は少なく短く黄緑色~灰褐色に熟す。イガオナモミは刺や嘴も含めて長さ2-3cmと大きく、表面と刺に腺毛と鱗片状の毛が密生し、熟すと黒っぽくなる。
花期:8-11月
分布:帰化植物
撮影:2015.9.26 横浜市戸塚区

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