オトコヨモギ

オトコヨモギ(キク科)[男蓬]

名は、漢名の「牡蒿」を雄の蓬と訳したもの。実がきわめて小さいことから、実をつけないと思われていたことによる。
日当たりのよい山野に普通な多年草で、茎は叢生し、高さ0.5-1.4mになる。
葉は互生し、根生葉は花時には枯れてない。茎の中部の葉はやや厚くて無毛または絹毛を散生し基部に小葉片がある。葉身は長さ4-8cm、幅1-3cmの狭倒卵形で上半部は広くなり不規則に切れ込む。切れ込み方はさまざまで、3中~浅裂するか羽状中~深裂、ほぼ全縁のものもある。上部の葉は小さい線形。
上部で枝を分け、円錐花序に風媒の頭花を多数つける。頭花は長さ1.5-2mm、幅1.5mmの卵状球形~長楕円状球形で全て筒状花からなり舌状花はない。中心部に両性花が多数あり、周りに雌性花がある。両性花は不稔。総苞は無毛で総苞片は4列、外片は卵形で小さく、鋭くとがる。花柄は0.5-3mm。
果実は長さ0.8mmの長楕円形で無毛の痩果。
海岸には亜種のハマオトコヨモギが生える。
花期:8-11月
分布:日本全土
撮影:2005.10.2 秋田県能代市

ハマオトコヨモギに戻る ミヤマオトコヨモギに戻る


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。