リュウノウギク

リュウノウギク(キク科)[竜脳菊]

名は、葉や茎に竜脳(熱帯原産のリュウノウジュから採れる香料)のような香りがあることからついたもの。
キク科キク属の舌状花が白い野菊の多くは海辺に生えるが、リュウノウギクは珍しく山地に生える。
日当たりのよい低山や丘陵地の岩場や崖地などに生え、高さ30-80cmになる多年草で、茎は細く上方でまばらに分枝する。
葉は互生し、卵形~広卵形で通常3中裂する。裂片に大きな鋸歯があり、基部はくさび形になり短い葉柄に流れる。裏面に白毛が密生しやや灰白色を帯びる。
枝先に直径2.5-5cmの頭花を1つずつつける。舌状花は通常は白色で盛りを過ぎるとやや淡紅色を帯びる。筒状花は黄色。総苞は半球形で長さ7mm、総苞片は3列。
西日本の海辺に生えるノジギクは花も葉もよく似ているが、ノジギクは葉が5裂するものが多く、基部が切形(付け根が横に直線状になる)か心形になることで見分けることができる。日本海側の福井県から鳥取県の海岸沿いには、4倍体で全体に大きく、花付きもよいワカサハマギクが分布する。
花期:10-12月
分布:本(宮城・新潟県以西)・四・九(宮崎県)
撮影:2011.11.3 静岡県東伊豆町
リュウノウギク-2
葉は普通3中裂する。


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