セリ

セリ(セリ科)[芹]

名の由来は諸説あるが、若い茎が競り合うように密生して生えることから「競り」とついたとの説が一般的。
春の七草の一つで、山菜としては若芽の頃に全草を摘んで食べる。山菜というよりもはや野菜といってよく、栽培されたものが店頭に並ぶ。葉は香りがよく、根は歯触りがよくてうまい。きりたんぽ鍋は、根付きのセリを入れ、その歯触りを楽しむのが正しい食べ方。正月のお雑煮には関東地方や中部地方ではミツバを添えるところが多いが、東北地方で育った私にはやはり雑煮にはセリと相場が決まっている。
セリ摘みの際に間違えやすいものにドクゼリキツネノボタン類がある。ドクゼリは地下にタケノコのような中空で太い根茎があること、キツネノボタンはセリの特有の爽やかな香りがないことで区別する。
水田や湿地などに生える水生の多年草。茎は下部がややはって立ち上がり高さ20-80cmになる。白く細長い根茎を伸ばし、節から新苗をつくって殖える。
根生葉は長柄があって束生する。茎葉は互生し軟らかく、長さ7-15cmの1-2回3出羽状複葉。小葉は長さ1-4cm、幅0.5-2cmの卵形~狭卵形で粗い鋸歯がある。
茎の上部に6-10個の枝を分ける複散形花序を出し、小散形花序は10-25個の小花をつける。周辺花は雄花になることが多い。小総苞片は線形で花柄よりやや長い。萼歯片は長3角形で花弁より短く、果時にも残る。花弁は白色で5個、雄しべも5個。
果実は長さ約3mmの楕円形で、分果は無毛、合生面で互いに密着し、隆条は全て太くて低く、互いに接する。油管は種子に接着し、各背溝下に1個、合生面に2個ある。分果柄はない。
花期:7-9月
分布:日本全土
撮影:2004.8.21 青森県三沢市
セリ-2
2017.8.3 横浜市緑区

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