シナノキ

シナノキ(アオイ科)[科の木・級の木]

名の「シナ」は、アイヌ語で結ぶとか縛るということを意味することからついたものといわれる。以前はシナノキ科とされていたが、APG分類体系ではシナノキ科はアオイ科に含められた。
山地に生える落葉低木で、高さ8-30mになる。樹皮は褐灰色で縦に裂け目がある。
葉は互生し長さ4-5cmの柄がある。ゆがんだ心円形で、縁に浅く鋭い鋸歯があり先は尾状にとがる。裏面の葉脈の基部に淡褐色の毛の固まりがある以外は無毛。
葉腋から散房状の集散花序を出し、直径1cmほどのレモンに似た芳香のある淡黄色の5弁花を多数つける。花序の柄には葉状の苞が1個つく。
堅果は直径5-7mmの球形で褐灰色の短毛が密生する。
蜜は香りがよいので重要な蜜源植物となっている。また、樹皮は繊維が強いので、シナ布・縄・紙の原料となる。材は合板に用いる。
よく似たオオバボダイジュは、葉裏全体に星状毛が密生する。
花期:6-7月
分布:北・本・四・九
撮影:2006.7.9 秋田県男鹿市
シナノキ-2


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