シンテッポウユリ

シンテッポウユリ(ユリ科)[新鉄砲百合]

台湾原産の葉の細いタカサゴユリと、鹿児島県や沖縄県に自生する葉の幅広のテッポウユリの雑種。国内にあるタカサゴユリは、大正から昭和にかけて観賞用に導入されたものが逸出したものといわれる。テッポウユリとの雑種はシンテッポウユリとよばれ、こちらも同様に急速に広がっている。
やせた土地でもたくましく育ち、かつ稔性があってユリの仲間では珍しく種子の発芽から僅か半年ほどで開花する。一代雑種だけでなく、さまざまな戻し交配の系統が作られ、もはや外見では区別できないようだ。

道端や法面などに生え、高さ0.8-1.5mになる多年草。地下に黄色を帯びた球形~広卵形の鱗茎がある。
葉は幅3-7mmの線形で茎にやや密に互生する。茎の頂部に長さ15cm、幅13cmほどの筒状漏斗形の花を総状に1-10個つける。花は横向き~やや下向きでふつう白色。果実は長さ約8cmの蒴果。
花期:8-10月
分布:帰化植物
撮影:2016.8.26 神奈川県横須賀市
シンテッポウユリの花
タカサゴユリは花冠の外側に赤紫色の筋が入り、シンテッポウユリは純白とされるが、戻し交配の系統がいくつも野生化していて明確な線引きは困難だという。 2016.8.26 神奈川県横須賀市


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