シンワスレナグサ

シンワスレナグサ(ムラサキ科)[真勿忘草]

ヨーロッパ原産の多年草で、湿った野原や水田のあぜなどに多く、茎は全体に伏毛があり高さ20-50cmになる。
下部の葉は柄があり倒披針形、上部の葉は柄がなく長楕円形で基部はやや茎を抱く。
茎の先にさそり状の花序を出し、直径8mmほどの淡青紫色の花を咲かせる。花は小さいが、澄んだ空色の花はなかなか美しい。
この花にまつわる有名な伝説がある。ドナウ河畔を恋人と散歩していた若者が恋人にこの花を請われ、この花を摘み取ったが、足を滑らせて川に落ちてしまった。流されながらもこの花を恋人に投げ、「私を忘れないで!」と叫びながらおぼれ死んでしまった、というもの。英名もForget-me-not(広義)で、和名はこれを訳したもの。
栽培もされているが、花屋でワスレナグサとして売られているものは、ほとんどがこれとは別種や交配種らしい。本種は、総称としてのワスレナグサのうち、真正なワスレナグサ(true forget-me-not)ということでの命名。
花期:5-10月
分布:帰化植物
撮影:2000.8.27 青森県八戸市

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