シラネセンキュウ

シラネセンキュウ(セリ科)[白根川芎]

名は、中国原産の薬用植物であるセンキュウに似ていて日光白根山の山麓で発見されたことからついたもの。三重県鈴鹿山系に多いことから別名スズカゼリという。
山地の林縁や渓流沿いなど、日陰のやや湿ったところにやや普通な1回結実すると枯死する一稔生の多年草。晩秋に比較的よく目につき、人里近くにも多い。根茎は太く、以前はセンキュウの代用にされた。
茎は細長く中空で直立し、上部で横に枝を分けて高さ0.8-1.5mになる。
根生葉は大型で長い柄があり、茎葉は小型で互生する。3-4回3出羽状複葉で葉柄の鞘部は淡色で薄く、袋状に膨らむ。小葉は質が薄く、長さ3-6cmの卵形~披針形で縁に粗く鋭い鋸歯があり、裏面は帯白色。縁の切れ込みや葉の幅は変化が多い。
大散形花序は直径15-20cmで15-30個の小散形花序からなり、1つの小散形花序は40-50個の白い直径4mmほどの小花からなる。花柄や小花柄はほぼ同長。萼歯片はなく、花弁は広い倒卵形で白色で5個、外側のものが大きい。雄しべは5個で花弁と互生し、花弁より長い。花柱は2個。
果実は2分果、扁平な広楕円形で側翼は広くて薄い。分果の背隆条は脈状、側隆条は翼状。油管は背溝下に1個、合生面に2個ある。種子は果皮に密着する。
花期:9-11月
分布:本・四・九
撮影:2010.10.16 東京都青梅市
シラネセンキュウ-2
2016.10.16 静岡県川根本町


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