シロノヂシャ

シロノヂシャ(スイカズラ科)[白野萵苣]

ノヂシャに似ていて純白の花をつけることからこの名がある。移入経路はよく分からない。
平成11年(1999年)に神奈川県綾瀬市で気づかれ、その後神奈川県央を中心に各地で発生している。北アメリカ原産で道端などに生える1年草または2年草。茎はロゼットから出て二叉に1-2回分枝し、高さ10-40cmになる。茎は4稜があって稜上に下向きの微細な白毛がある。
葉は軟らかく対生し、下部のものは有柄、中上部では無柄で長さ1.5-4cmの長倒卵形~長楕円形。先は円く基部は翼状に広がる。縁に白色の粗い毛があり、全縁または下半部に粗い鋸歯がある。
茎頂や枝先に集散花序を出し、純白の小さな花を10-20個まとめてつける。花序の基部に長楕円形の苞が2個つく。花冠は直径1.5-2mmの漏斗状で、先は不同に5裂し、裂片は楕円形で先は円い。雄しべは3個、子房は下位で3室、花柱は1個で白色、柱頭は3裂する。子房の上に5個の微小な突起状の萼が癒着する。
果実は長さ2mm、幅1mmの長楕円形の痩果で裂開せず、腹面は深い溝になる。3室のうち2室は空で1室のみに種子を入れる。
葉や茎の形質ではノヂシャとの区別は難しいが、ノヂシャは花が淡青色で果実は扁平で円く、長さ幅とも2-2.5mmで側面に稜があることで区別する。花の色が薄いノヂシャの場合、晴天時にはしばしば白色に見えることがあり、見逃されている可能性がある。
花期:1-5月
分布:帰化植物
撮影:2016.4.19 横浜市中区
シロノヂシャ-2
二叉分枝して先に集散花序をつける。 2019.4.19 神奈川県寒川町

シロノヂシャの花
苞の先はとがる。 2019.5.17 神奈川県寒川町

シロノヂシャの茎と葉
茎の稜上や葉縁に白毛がある。 2019.5.24 神奈川県平塚市

シロノヂシャの果実
痩果が楕円形なのがノヂシャとの区別点。 2019.5.17 神奈川県寒川町

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