シロバナタンポポ

シロバナタンポポ(キク科)[白花蒲公英]

道端や人家に近い草地、土手などに生える多年草で花茎の高さ15-40cmになる。
四国や九州において普通で、シロバナタンポポしかないところもあるという。関東地方で見られるものは国内帰化したものといわれている。在来のタンポポの中で唯一セイヨウタンポポのように単為生殖するからか繁殖力が旺盛で、温暖化も影響して関東にも国内帰化してよく見かけるようになった。東北地方でもオクウスギタンポポではない本種がまれに見られる。
葉は根生し淡緑色で鋭角に斜上する。葉身は長さ15-20cm、幅3-7cmの倒狭卵状線形で羽状に中裂する。葉脈は白い。
葉腋から花茎を出して先に白色の花を1個つける。花茎は分枝せず開花時に葉と同長~やや長く、花後に倒れ、果実の熟すころに開花時より長くなりまた直立する。頭花は直径3.5-4.5cm、総苞は淡緑色、開花時には長さ1.5-2cm、外片は卵状長楕円形~卵形で内片の半長~2/3長、上部は斜めに開出するか直立する。最外片は卵状長楕円形~卵形、ときに線状披針形。先はばら色でとがり、先端から少し下に黒っぽい大きくてよく目立つ角状突起がある。頭花は全て舌状花からなり、縁の小花は長さ2.5cmほどで裏面に灰色の広い帯がある。雄しべは黄色。
果実は褐色、長さ4mm、幅1.5mmの長楕円形の痩果。冠毛は長さ0.7-1cm。
花期:2-5月
分布:本(関東以西)・四・九
撮影:2016.4.9 横浜市南区
シロバナタンポポ-2
花茎は長く間延びした印象がある。葉は斜上する。
2015.4.16 横浜市中区

シロバナタンポポの頭花
舌状花の裏面に灰色の帯がある。 2016.4.6 神奈川県横須賀市

シロバナタンポポの頭花-2
開花直後から総苞外片が著しく反っているもの。小角突起も目立つ。セイヨウタンポポとの雑種を疑わせるような姿。
2015.4.12 横浜市南区

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