シロザ

シロザ(ヒユ科)[白藜]

名はアカザが若葉が赤い粉で被われるのに対して、こちらは白い粉なのでついたもの。別名シロアカザという。この粉(粒)は表面の細胞が球状に飛び出したもの。
ユーラシア原産で、古い時代に食用として中国から渡来したと考えられている。畑や荒れ地などいたるところに生える1年草。個体数はアカザより圧倒的に多い。
茎は直立し、多くの枝を分け、高さ0.6-1.2mになる。茎に目立つ稜があり、稜や節部はしばしば赤みを帯びる。
葉は長い柄があって互生し、質はやや厚く、下部~中部の葉は長さ3-6cm、幅1.5-4cmの菱状卵形~卵形で鈍頭、上部の葉は長卵形~披針形で鋭頭。基部は広いくさび形、縁に大小不同の歯牙がある。若い葉は表面下部に白色~淡紅色の粉粒物(粉状毛)がある。成葉は裏面のみにまばらな粉粒物があってやや白色を帯び、表面は光沢はない。秋には美しく黄葉する。
茎頂や葉腋から花序を出し、無柄で白緑色の小さな花が密集して軸につく。花被片は5個、長さ約1mmの広卵形~楕円形で中央脈に沿って背面に隆起し緑色、粉粒物が多い。先に雌しべが熟し、のちに雄しべが伸び出す。
果実は残存した花被片に包まれた5角形の胞果で、果皮はごく薄い膜状で1種子を包む。種子は直径1-1.3mmの扁平な広楕円形で、黒色で光沢があり、一部が嘴状に突出する。
茎はかつては丈夫な杖として重宝された。葉は青菜として利用するが、人によっては日に当たると日光皮膚炎をおこすことがある。
コアカザは、よく似ているが、葉の幅が狭く、春~夏に咲く。
花期:8-10月
分布:日本全土
撮影:2005.9.4 青森県八戸市

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